週末の関東は“危険な暑さ”に 熱中症予防心がけて
週末の関東地方は、体温並みの暑さが予想される所もあるなど、熱中症の危険が極めて高い気象条件となるでしょう。炎天下での外出はなるべく控え、屋内でも暑さに我慢せず冷房を適切に使用するなど、熱中症には厳重な警戒が必要です。
本来、6月下旬は梅雨の最盛期にあたりますが、この週末は梅雨明け直後のような、厳しい暑さとなりそうです。
24日から25日にかけて、発達した低気圧が北海道付近を通過し、日本海から前線が南下します。
前線の南側に位置する関東地方では、暖かく湿った空気が流れ込みやすくなります。
この暖かく湿った空気に加え、日中は日差しも強く、内陸部を中心に35℃以上の猛暑日が予想されています。
25日の最高気温は、熊谷で36℃、前橋や秩父で35℃、水戸や宇都宮、さいたまなどで34℃、東京都心でも32℃の予想となっていて、熱中症予防の指標として使われる環境省の「暑さ指数」でも、関東各地で「危険」となっています。
炎天下での外出はなるべく控え、屋内でも暑さを我慢せずに適切に冷房を使用するなど、積極的に暑さを避けるようにしましょう。
また、強い負荷の作業や運動は避け、喉が渇いていなくてもこまめに水分や塩分を補給するようにしてください。
子どもや高齢者、持病のある方、肥満の方は、特に熱中症にかかりやすい「熱中症弱者」であるといえます。
家族や身近なところにこのような方がいる場合は、積極的に声を掛け合い、水分補給を促すなど、熱中症の予防行動を心がけるようにしましょう。