神奈川県は、相模川の上流にある城山ダムでの緊急放流を１２日午後９時半から開始した。

神奈川県は、相模原市にある城山ダムで、激しい雨によってダムに水を貯められる量を超える恐れがあることから、緊急放流を午後９時半から開始した。

神奈川県は当初、午後１０時から緊急放流を開始するとしていたが、降雨量が予測を超えたため、３０分前倒しした。ダムの下流にある相模川は一部の流域でいつ氾濫が起きてもおかしくない「氾濫危険水位」に達しており、緊急放流が行われるとさらに水位が急激に上昇して大規模な水害が発生する可能性がある。

県は、緊急放流が始まっても放流した水が下流に達するまで時間があり、水位が直ちに上昇するとは限らないが、その後は水位が大きく上昇するとして、建物の２階にあがるなど、すぐに命を守る行動をとるよう呼びかけている。