「経験ないような大雨」台風、関東を縦断
静岡県に上陸した台風19号は現在、関東地方を縦断している。気象庁は「これまでに経験がないような大雨になっている」として、現在、東日本の9県に「警戒レベル5」の大雨特別警報を発表し、命を守る、最善の行動を取るよう呼びかけている。
気象庁予報課・梶原靖司課長「川や崖から少しでも離れた近くの頑丈な建物の上層階に避難するなど、安全を確保することが重要。それすら危険な場合には、山と反対側の2階以上の部屋に退避するなど少しでも命が助かる可能性の高い行動を取ることが重要」
気象庁は、1都11県という広い範囲に「命に危険があること」を示す「警戒レベル5」の大雨特別警報を発表した。このうち、静岡と山梨、東京では解除されたものの、神奈川、埼玉、茨城、栃木、群馬、新潟、福島、宮城では継続されている。
国土交通省によると、関東ではまもなく大雨の峠を越えるものの、相模川や多摩川、荒川などの大きな川の水位は、深夜から明け方にピークを迎える見込みで、最大限の警戒を続けることが必要。