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ハンセン病家族補償法案 最大180万円

2019年10月24日 18:24
ハンセン病家族補償法案 最大180万円

ハンセン病の元患者の家族に対する差別被害の補償について、超党派の国会議員が法案の骨子をまとめ、最大180万円を補償することなどを盛り込むことになった。

超党派の国会議員がまとめた補償法案の骨子によると、補償額はハンセン病の元患者の配偶者、親や子には180万円。ハンセン病の元患者の兄弟姉妹や同居していたおい、めい、孫、ひ孫には130万円となっている。

今年6月の熊本地裁判決が国に命じた賠償額よりも補償の範囲を拡大し、補償額も増額されている。

また、原告側が国の責任の明確化を求めていたことを踏まえて、法案の前文に「国会および政府は、深くおわびするとともに、偏見と差別を国民と共に根絶する決意を新たにする」などと書き込むとしている。

超党派の国会議員は今の臨時国会に法案を提出し、成立させる方針。