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五輪マラソン 発着地は「大通公園」で検討

2019年10月27日 14:38
五輪マラソン 発着地は「大通公園」で検討

来年の東京オリンピックのマラソンの開催地を札幌市に変更する案をめぐり、スタートとゴールは市の中心部にある「大通公園」とする方向で検討が進められていることが分かった。

北海道札幌市では、日本で唯一、夏のマラソン大会「北海道マラソン」が行われていて、「大通公園」はその発着地になっている。IOC(=国際オリンピック委員会)は、札幌ドームでの発着を提案しているが、札幌ドームは出入り口が狭く陸上競技用のトラックもないため、改修には多額の費用がかかる見込み。

また、開催まで300日を切った中で新たなコース設定には様々な困難が伴うことから、「大通公園」での発着が検討されているという。東京都の小池知事は、東京での開催を求めているが、IOC側は「東京に戻ることはない」と明言している。

今月30日から都内で開かれるIOCや東京都、組織委員会などが集まる会議で、札幌開催の是非やコース、費用負担などが話し合われる。