出没!うまいお米を振る舞う「ゲリラ炊飯」
突然現れ、昔ながらの羽釜(はがま)と薪(まき)で炊いたお米を振る舞う。その名も“ゲリラ炊飯”です。
この日はイベント会場で米を炊いています。炊きあがりが近づくと釜の周りには人だかりが…炊きたてのご飯に、大人も子どもも興味津々です。シンプルな塩むすびに、あっという間に行列ができました。
食べた人たち「粘りがあっておいしい」「おいしい?」「おいしい!」
おにぎりを振る舞うのは、20代~30代の兼業農家で結成した「ONE SLASH」というグループ。コンセプトは“Rice is Comedy”。田植えや稲刈り期には体験イベントを開催。収穫までの過程を撮影し、配信もしています。
メンバーのほとんどは、滋賀県の故郷に戻ったUターン組。町は過疎化が進み、活気がなくなっていました。そんな町に元気を取り戻そうと、地域の魅力を探し、たどり着いたのが、昔から作られていたお米でした。
“きつい”“儲からない”など、ネガティブなイメージが残る農業。それらをポジティブなものに変えていくことを目指しています。自分たちで作ったお米を、米が育った地元の水を使い、羽釜と薪で炊き上げる。一番おいしい炊き方のものを味わってもらうことを大切にしています。
代表・清水さん「(お米は)地域に眠っている武器のひとつ」
活動は県内だけにとどまらず、東京にも進出しました。今後も全国各地、いつかは世界にも米作りの魅力を伝えていきたいとのことです。
【the SOCIAL viewより】