インフルエンザ、既に流行…早めの対策を
6日朝の東京は、最低気温が8.8℃と、この秋一番の冷え込みとなった。徐々に“冬の足音”が大きくなっているこの時期、気になるのがインフルエンザ。東京では、インフルエンザの流行が既に始まっている。
◆今年は早い…インフルエンザ流行
最低気温8.8℃と、今シーズン一番の冷え込みとなった東京都心。徐々に冬の足音が近づいている。そして、これからの季節、気になるのがインフルエンザだ。
東京・江東区の『なおやこどもクリニック』では、この日は30人以上の子どもが予防接種を受けていた。
6歳と3歳の子どもがいる親「今年はもうはやり始めてますよ、というのを聞いていたので、早く受けないとなとは思ってました」
坂口直哉院長「12月に入って第2週くらいから増えてくるのが普通の年だと思います。(今年は)2~3週間早いような感じを受けてます」
例年、10月と11月に予防接種する子どもが多いというこちらのクリニック。しかし、今年はその前にインフルエンザがはやり始めているという。
◆東京都の流行は既に始まっている
東京都健康安全研究センターによる都内のインフルエンザ患者数の比較グラフを見ると、今年は、流行の目安となる「1医療機関あたり一人以上」という数字を既に超えている。
そのため東京都福祉保健局は、“東京都の今シーズンの流行は既に始まっている”と注意を呼びかけている。
東京・中央区の保育園『さくらさくみらい月島』では、インフルエンザを防ぐため、絵本を使って子どもたちに手洗いを指導していた。
◆東京以外でもインフルエンザの猛威
インフルエンザの猛威は、東京以外でも。福岡・宗像市の市立吉武小学校では、5日、全校児童154人のうち35人がインフルエンザとみられる症状で欠席。そのため、6日と7日の2日間、休校にしたという。
沓形美奈子主幹教諭「先週末から何人かインフルエンザにかかったと連絡があって、大変心配しておりましたけど、連休明けてさらに人数が増えていましたので」
東京では早くも流行し始めているインフルエンザ。例年よりも早めの対策が必要だ。