猫が働く本屋さん「猫飼うなら保護猫から」
東京・世田谷区に猫が店員という本屋がある。ここで働いているのは、保護された5匹の猫たち。猫店員たちは、店内を好きに動き回ったりクッションで寝たりするのが仕事だ。
店内には、猫たちのために本棚に移動用の穴があったり、くつろぐ場所がある。1階はお店、2階が店主の自宅になっていて猫たちは天井にあいた場所から自由に行き来している。
ここには、猫に関連する約3000冊の本だけでなく、猫のカレンダーやグッズが売られている。買った本に付けられるのは猫のブックカバーで、レジの上には大きな猫の被り物がある。まさに猫づくしだ。
店がオープンしたのは約2年前。猫と本が大好きな店主の安村正也さん。しかし街から本屋は減り、保護すべき猫は後を絶たない。どうにかできないかと考え、思いついたのが猫がいる本屋だった。猫たちは看板猫として客を呼ぶ。本の売り上げの一部は、猫を保護する団体に寄付している。
店内では、猫を保護する団体が作るコーヒーなども販売している。ラベルに書いてあるハッシュタグを検索することで猫の様子や情報を知ることができる。
安村さん「色んなテーマを持った本屋が全国に増えていって、猫を飼うんだったら保護猫からっていう意識が広まるきっかけになれればいいなと思っています」
【the SOCIAL viewより】