国語記述式 私大3割が合否判定に用いず
2020年度から始まる大学入学共通テストで導入される国語の記述式問題について、私立大学の入試区分の3割近くで、共通テストを使うにもかかわらず、一般入試の合否判定に用いないことがわかった。
文科省が758の国公私立大学に対し、来年度の一般入試における学部学科や選抜方法などの選抜区分を調べたところ、先月中旬時点で、国語の記述式問題の利用を予定しているのはおよそ半数の49.3%にとどまることがわかった。
また、大学入学共通テストの活用を予定している選抜区分の数は国公私立大学で6154区分だが、このうち、国語の記述式問題の利用を予定していない割合は、国立では1%程度だった一方、私立大学では26.2%にあたる1046区分にのぼるという。