ゲストがイチオシのソーシャルグッド、アイデアグッドなモノやコトをご紹介いただく「ｒｅｃｏｍｍｅｎｄ」。株式会社ＰＯＬ代表取締役ＣＥＯの加茂倫明氏のイチオシは「ＭａｓｔｅｒＣｌａｓｓ」というアメリカのオンライン教育プラットフォームだ。

こちら面白いのが、あらゆる分野、いろんな分野の超一流の方が成功の極意や、仕事の面白さというものを、ビデオで語っていくというものです。

例えばナタリー・ポートマンさんが、演技についての講義をしているビデオがあったり、スターバックスの創業者が、リーダーシップについての講義をしているものがあったりとか、本当に色々な職業の超一流の方が講義していて、見ていてすごく面白いというのがひとつですね。


――誰かの講義を聞きに行こうとすると、足を運んで費用と時間をかけてというイメージがあるんですが、手軽にこうやって見ることができるんですね。

スマホでビデオを見ることができるんですが、僕がこのサービスをおすすめしたいと思っているのが、特に中高生や、若い方に見てほしいと思っていて、どれだけ若いうちにいろんな分野の超一流の方に触れられるかというのは、すごく大事だと思っています。

例えば理科の教育にしても、色々、指導要領にのっとって教科書通りに教えていただくというのももちろん貴重です。しかし、それだけではなく、例えば山中先生が１回授業をするだけで、理科に対する心の情熱、炎がともる人というのは、多くいるんじゃないかなと思います。

「やりたいことがない」という若者も多いと思うんですが、そういったものを養ったり、見つけていくというきっかけとして、このサービスがもっと日本で広まったらいいなと思っています。


――加茂さん自身も若いうちに、何かそういう経験があったんですか。

僕の場合は本でした。スティーブ・ジョブズさんの本だったりとか、そういったビジネス本ですね。

父親が経済学の教授ということもあり、家にそういった本がたくさんありまして、中高生のうちから、ほぼ中身はわかってなかったですが、一応目を通していました。そこで起業とか、ビジネスは面白そうだと思ったのが、実際、起業するきっかけにもなっているので、僕にとってはそれがビジネスの本でしたね。


――若いうちから本当にプロの一流のものを見るというのは、とても大切でいい経験ですよね。

やはりオフラインで実際に体験することによっての学びとか刺激というものも大きいと思うんですけども、オンラインで手軽にというこのサービスの良さというのは素晴らしいなと思っていて、おすすめさせていただきました。


――幅が広いというのはいいですね。科学とかそういったひとつの分野だけではなくて、色々な分野のものを見られるということなんですよね。

普段、僕だと本当にビジネス本しか読まないんですが、なんかアクティング、演技についての授業とかを「ちょっと見てみるか」みたいな感じで、興味もって見てみると、自分自身の興味の対象を広げるきっかけにもなります。

ですので、自分が興味を持ったものを深掘りするというのにも使えますし、また、そもそもそういったものを探しにいくというきっかけにもなるのでいいかなと思っています。

【ｔｈｅ　ＳＯＣＩＡＬ　ｒｅｃｏｍｍｅｎｄより】