道路陥没から1週間“下水”避け新たなスロープで救助へ 埼玉・八潮市
埼玉県八潮市で道路が陥没してトラックが転落し、運転手が取り残されている事故の発生から4日で1週間です。県は穴から湧き出る水を避け、作業できるよう、2つ目のスロープを作り始めました。
この事故は先月28日、八潮市の道路が陥没してトラックが転落し、74歳の男性運転手が取り残されているものです。
重機を穴に入れるための1つ目のスロープは完成したものの、下水が逆流して湧き出しているとみられるため、捜索活動は難航しています。
これを受け、埼玉県は、下水を避け、より近くで作業できるよう、3日から2つ目のスロープを作り始め、救助活動を加速させたい考えです。
埼玉県・大野元裕知事
「救出活動を推進するために、4日午後2時から午後5時まで、可能な限り水の使用を控えていただきたい」
また県は、下水が湧き出る量を減らすため、4日午後2時から午後5時の間、周辺の12の市や町に対し、可能な限り水の使用を控えるよう、これまでより強く要請することを決めました。
県は、どの程度水位が下がるかを調べるとともに、水中ドローンなどで穴の中の確認をしたいとしていますが、要請は、5日以降も行われる可能性があるということです。