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森法相「逃亡が正当化される理由はない」

2020年1月6日 11:43
森法相「逃亡が正当化される理由はない」

中東・レバノンに海外逃亡した日産の前会長カルロス・ゴーン被告について、森法相は改めて「逃亡が正当化される理由はない」と述べ、強く批判した。

森法相「被告人が日本を出国した旨の記録はないことが判明しておりますので、ゴーン被告人は何らかの不正な手段を用いて不法に出国したものと考えられ、このような事態に至ったことは誠に遺憾です」「保釈中の被告人の逃亡が正当化される理由はありません」

森法相は、日本の法制度は適正に運用されており、不正な手段での出国は犯罪で逃走の正当化の理由にならないと批判した。

また、今後、日本の司法制度が正しく理解されるための情報発信に努め、保釈や収容のあり方について法務省内での検討を速やかに進めていく方針を示した。

一方、東京地検がゴーン被告のパスポート3通を裁判所の令状に基づいて差し押さえたことが関係者への取材でわかった。パスポートは、レバノン、フランス、ブラジルのもので、ゴーン被告の弁護団が保管していた。