25年…「震災の記憶を刻む」思い込め祈り
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6434人が犠牲となった阪神・淡路大震災から17日で25年。兵庫県神戸市の追悼会場から渡辺容代記者が伝える。
25年の節目ということで、会場には例年以上にたくさんの人が訪れている。震災を知らない子どもたちの姿も多く見られる。竹の灯籠で描かれたのは「きざむ」。「震災の記憶を刻む」という思いが込められている。
地震が起きた午前5時46分、神戸は祈りに包まれた。
娘を亡くした女性(70)「下の娘が圧死で亡くなった。きのうのことのように思い出します」
孫を亡くした女性(84)「4歳半で…その年に幼稚園に行けるのに。短い人生だったというのがね。1年に1回しか会えないねと、ここに来ている」
尼崎市で被災した女性(50代)「どんどん風化していくのが実情だと思う。今、震災を知らない子が多いので、どうやって伝えていくのかが難しいと思う」
去年から、追悼のつどいは東京でも行われるようになった。神戸から運ばれた「希望の灯り」が今年も午後5時からともされる。
震災から四半世紀、多くの災害が日本各地を襲った。6434人の命が失われたあの日の教訓を共有し、世代や地域を超えて、つないでいくことの大切さを改めて感じる。