ゴーン被告 弁護士にTV電話で逃亡理由
レバノンに逃亡した日産前会長のカルロス・ゴーン被告と逃亡後にテレビ電話した弁護士が会見を開き、ゴーン被告が、逃亡の理由について「特別背任事件の公判開始が遅くなることだ」と話していたことを明らかにした。
22日に会見を開いた元検事の郷原信郎弁護士は、去年11月から5回、ゴーン被告と面会し、逃亡後の1月13日にもテレビ電話で会話したという。
郷原弁護士によると、ゴーン被告はテレビ電話で、逃亡を決意した理由について「今年の予定だった特別背任事件の公判開始が来年以降になると聞いたことだ。特別背任事件の公判開始まで妻や息子に会えないとはっきりしたからだ」と話していたという。
また、郷原弁護士は、「ゴーン事件は検察官の誤りである」として検察の捜査を批判した。