新型コロナウイルスの感染が広がっている中国・武漢市に滞在していた日本人２０６人を乗せたチャーター機が２９日午前、羽田空港に到着した。体調不良などの症状を訴えていない人たちが検査を受けている東京・新宿区の病院から中継。

新宿区にある国立国際医療研究センター。２９日昼前にこちらに到着したバスは午後３時半頃、診察を終えたとみられる人たちを乗せて病院を出発している。

この病院では、武漢市から帰国し、症状を訴えていない人およそ２００人がウイルス検査などを受けていた。診察を終えたとみられる人たちはこの後、バスで千葉県などのホテルに移動し、結果を待つものとみられる。

厚生労働省はできるだけ早く検査結果を出したいとしているが、すべての結果が出るのは遅ければ３０日になるとみられる。

また、検査の結果、感染していなかった人に対しても、厚生労働省は、潜伏期間とされる２週間は極力外出を控えるよう求めていくとしている。