関東では、7日(木)夜遅くから8日(金)午前中にかけて、冷たい雨や雪が降り、平地で大雪となる所がありそうです。東京23区内でも雪が積もる所があるとみられ、十分な注意が必要です。

■8日(金)午前中は広い範囲で降雪か

7日(木)夜に伊豆諸島近海で低気圧が発生し、急速に発達しながら、8日(金)にかけて関東の南を通過する見込みです。この影響で、関東では7日(木)夜遅くから8日(金)午前中にかけて、各地で冷たい雨や雪が降り、平地で大雪となるおそれがあります。

降り始めは7日(木)夜遅く、日付が変わる頃からで、平地ではまだ気温が高いため、雨が降り出す所が多いでしょう。その後、未明には関東の広い範囲に雨雲・雪雲が広がり、降水とともに地上の気温も下がって、次第にみぞれや雪に変わる見込みです。

東京都心部でも、8日(金)午前3時頃から午前9時頃にかけて雪やみぞれが降るとみられ、朝の通勤・通学の時間帯は東京23区内でも雪が積もる所がある見込みです。

■関東の平野部で積雪のおそれ 通勤・通学は転倒など注意

8日(金)夕方までに予想される降雪量は、多い所で
関東北部(山地)　　　　8センチ
関東北部(平地)　　　　5センチ
箱根～多摩・秩父地方　7センチ
関東南部(平地)　　　　5センチ
東京23区　　　　　　　3センチ

普段雪の量が多い山地や山沿いではなく、平野部で大雪となる可能性があるとして、気象庁は注意を呼びかけています。

現時点では、交通機関が大きく乱れるような大雪になる可能性は低いとみられますが、雪に不慣れな東京都心など平野部では、少しの積雪でも歩行者の転倒や車のスリップ事故などが発生するおそれがあります。8日(金)の朝は、時間に余裕を持って行動し、積雪や路面の凍結による転倒や事故に十分ご注意ください。