新型コロナ クルーズ船の感染者70人に
新型コロナウイルスの集団感染が確認されているクルーズ船で、9日、新たに6人の感染が確認された。この船からの感染者はあわせて70人となっている。
厚労省大臣官房審議官・迫井正深氏「新たに新型コロナウイルスに関する検査結果が判明いたしました57名のうち、6名について新型コロナウイルスの陽性が確認をされました」
厚生労働省によると、クルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス号』で新たに感染が確認されたのは、70代のアメリカ国籍の乗客1人と、20代から40代のフィリピン国籍とウクライナ国籍の乗員5人の合わせて6人。
このうち5人は都内の医療機関に入院したが、残る1人は今も船内におり、準備が整い次第搬送されるという。
この船では、のべ336人が検査を受け、あわせて70人の感染が確認されたことになった。
9日午前8時半頃に、横浜港の大黒ふ頭に再び着岸したこの船には、今も乗客・乗員およそ3600人がいる。乗客から持病の薬が足りないなどの声があがっていたが、厚生労働省は9日、緊急性が高いと判断した約500人分の薬を船内に届け、10日以降も続けるとしている。