クルーズ船 あす午前、横浜港に着岸予定
クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗船者10人が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。船は6日午前、食料などの補給のため横浜港に着岸する予定。
およそ2日間にわたって大黒ふ頭に停泊していたクルーズ船は、正午過ぎに沖合へと動き出した。乗船者の感染が確認されたことからウイルスの陽性反応が出ていない乗客・乗員およそ3700人は、今も残されたままになっている。
3日から横浜港沖に停泊していたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」は、船内の排水作業などのため正午過ぎに、動き出し、現在、神奈川県の三浦半島沖を航行している。
クルーズ船に乗船している3人の日本人を含む合わせて10人が感染していることが判明し、5日午前、海上保安庁の船で搬送されたあと、救急車で神奈川県内の病院へと入った。
発熱などの症状がある人と濃厚接触者273人のうち検査結果が出たのは31人で、残りの人の検査結果はまだ出ていない。
厚生労働省は、病院に搬送された10人以外の、乗客・乗員およそ3700人について、感染防止のため14日間は、船内にとどまってもらうとしている。
横浜市によると、「ダイヤモンド・プリンセス」は、食料と物資の補給のため6日午前8時頃にこちら大黒ふ頭に着岸するということで、市や関係者による準備が進められている。