“乗客発熱”クルーズ船が横浜港沖に…中継
3日夜、横浜港沖に停泊している大型のクルーズ船には、新型コロナウイルスに感染した客が乗っていたことがわかっていて、別の客が発熱などの症状を訴えているという。クルーズ船の中では、乗客乗員およそ3500人の体温を測るなど、異例の検疫を行っている。
横浜港沖に停泊しているクルーズ船近くから、岩本乃蒼キャスターが伝える。
◆クルーズ船はいま
新型コロナウイルスに感染した男性が一時乗っていたクルーズ船が泊まっている。暗くて正確な距離はわからないが、埠頭(ふとう)からも、大きな客船であることがわかる。
当初、4日朝、横浜港に到着する予定だったクルーズ船だが、3日午後7時半すぎに到着し、すでに4時間以上停泊している。
1日、沖縄・那覇に立ち寄った際には、この船には乗客2700人・乗員1050人が乗っていたという。
◆乗客の状況は?
午後8時半ごろ、船体の反対側から小型船で検疫官とみられる数人が乗り込んだ。船内では、いまも検疫が行われているものとみられている。検疫官が検温や問診を行い、感染の疑いがあるかどうか調べているという。
厚労省によると、発熱などの症状がある人については検査を実施するという。結果は早くても4日の午後から夕方ごろに出るみこみ。
クルーズ船は朝まではこのまま沖に停泊し続けるとみられている。検疫で特段の症状がなかった乗客で、日本で降りる予定の人は、帰宅してもらう方針。