「大嘗祭」の舞台「大嘗宮」木材お焚き上げ
皇居では21日、皇位継承に伴う「大嘗祭(だいじょうさい)」の舞台となった「大嘗宮(だいじょうきゅう)」に使用された木材の「お焚き上げ(おたきあげ)」が行われた。
去年11月、天皇陛下の即位に伴い行われた「大嘗祭」では、皇居・東御苑にその時限りで建てられた「大嘗宮」が舞台となった。大嘗宮は解体され、21日午前、使用されていた木材などの一部の「おたきあげ」が行われた。
宮内庁で、祭祀を担当する掌典職の職員が白い装束に身を包み、天照大神をまつる賢所から運んできた火をつけ、焼却がはじまった。
前回の平成の際には解体後の木材は全て焼却されたが、今回は、21日に焼却したおよそ300キロ以外の274トンがバイオマス発電の燃料として再利用される。
大嘗宮の跡地は、今月28日の地鎮祭の後、芝生がはられ、もとの形に戻される。