裁判のやり直し（＝再審）の制度について、鈴木法相は7日、見直しに向けて法制審議会に諮問すると明らかにしました。

鈴木法相「再審制度をめぐる議論の動向を踏まえ、再審制度に関し、法制審議会に諮問し、法整備について検討していただく」

再審制度をめぐっては、証拠開示のあり方や、審理の長期化などが問題点として指摘されていて、法務省は専門家らの協議会で議論を進めてきました。

この中で、法制審での議論を求める意見が上がったことや、去年、死刑が確定していた袴田巌さんが再審で無罪となり、国民の関心が高まったことなども考慮し、法制審への諮問を決定したということです。

検察側の証拠開示のルールや、再審開始決定に対する検察の不服申立のあり方など、幅広い論点で議論が行われる見通しです。