北海道・長万部町の“水柱”に「防音装置」設置 “噴出”止まっているうちに…
北海道・長万部町で噴き出していた水柱は、26日に止まっていることが確認されました。29日、現場では、防音装置を取り付ける作業が行われました。今後は、水柱の噴出を制御する装置を設置する予定です。
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北海道長万部町では8月8日から、水柱が約30メートルの高さにまで噴き出し、轟音(ごうおん)や水しぶきによる塩害が住民を悩ませていました。噴出から50日目となった26日、水柱が止まっていることが確認されました。
長万部町は28日、噴出口にバルブを仮設置しました。再び水が噴き出した際に、飛散することを防ぐ目的があります。
そして29日に行われたのが、防音装置の取り付け作業です。特殊な吸音パネルをはめ込んだ防音壁で水柱を覆い、轟音を吸収する仕組みで、京都の業者から提供されました。
防音装置の業者「ブルアンドベア」橋本克美社長
「カメラを管の中に入れると、やっぱりまだ水がたまってる状態なので、いつ何時それが出てくるかもしれません。あくまでの、このバルブと防音壁は仮設ですので」
防音装置の取り付け作業は、29日午後4時半ごろに完了しました。今後は、水柱の噴出を制御する装置を設置する予定です。