大皿に料理を豪快に盛りつける高知県伝統の「皿鉢（さわち）料理」を展示する恒例の「皿鉢祭」が高知市で開かれました。

高知市の中心商店街で開かれている「南国土佐皿鉢祭」は、高知県伝統の「皿鉢料理」の継承と調理技術の向上につなげようと、毎年企画されているもので、今年で56回目になります。

皿鉢料理は、大皿に山の幸、海の幸を豪快に盛りつける高知県の代表的な食文化で、会場には、県内の旅館や料亭などおよそ30の団体の料理人が創意工夫を凝らした和・洋・中の皿鉢が一堂に展示されています。

オープニングセレモニーには高知市の桑名市長などが出席し、開催を盛大に祝いました。会場には朝から多くの人が訪れ、豪快かつ華やかに盛りつけられた料理の数々に見入っていました。

訪れた人「生で見る皿鉢料理は、たぶん地元の人でもなかなか見る機会がないと思うので、県外から来る我々としてはものすごく感動して目の保養にさせてもらっている」

主催者は、イベントを通して高知の宴席には欠かせない皿鉢料理をPRしていきたいとしています。