能登半島地震の被災地への2度目のお見舞いに訪れている天皇皇后両陛下は12日、石川県穴水町の避難所で被災者を見舞われました。

能登半島地震の被災地を訪問中の天皇皇后両陛下は、午後1時半ごろ、多くの建物が全半壊となった穴水町の商店街を視察されました。

穴水町は能登半島地震で震度6強を記録し町内では、災害関連死を含む20人が亡くなっています。

その後、大勢の町民らが沿道で出迎える中両陛下はマイクロバスの中から手を振って応え、避難所になっている施設に到着されました。

穴水町では、今もおよそ250人が避難生活をし、この避難所では、29世帯46人が暮らしているということです。

両陛下は、腰を下ろして被災者一人ひとりと目を合わせながら、「どちらにいらっしゃったんですか？」「大変ですね」などと声をかけられました。

また消防団員や医療従事者など災害対応に当たった人々には、天皇陛下は「どういうところに苦労しましたか」と尋ね皇后さまは「お疲れだと思いますが、ご自身の被災は？」などと気遣われていました。