5月は北日本を中心に高温となりましたが、今後、全国的に気温が平年を下回るようになりそうです。西日本から東日本にかけては、6月中頃にかけても低温傾向が続く可能性があります。

■北日本（北海道・東北）
北海道・東北では、オホーツク海高気圧による冷涼な空気の影響を受ける時期があるでしょう。

特に、6月4日から11日頃にかけては、平年よりかなり低い気温となる地域がありそうです。6月中頃には低温傾向は解消に向かうとみられます。

この先1か月の日照時間・降水量は、ほぼ平年並みの見込みです。

【平年の梅雨入り】
東北北部:6月15日頃
東北南部:6月12日頃

■東日本（北陸・関東甲信・東海）
北陸・関東甲信・東海では、冷涼な湿った空気の影響を受ける時期があるでしょう。特に、6月6日から11日頃にかけては、平年よりかなり気温が低くなる地域もありそうです。関東沿岸部では、最高気温が20℃にとどかない日もあるでしょう。

この先1か月の日照時間・降水量は、ほぼ平年並みの見込みです。各地の梅雨入りは平年並みかやや遅れる可能性もあります。

【平年の梅雨入り】
北陸:6月11日頃
関東甲信:6月7日頃
東海6月6日頃

■西日本（近畿・中国・四国・九州）
西日本各地は6月4日までは汗ばむ陽気となりますが、その後は気温が低下する見込みです。6月6日頃からは、平年より気温がかなり低くなる地域もあるでしょう。6月中旬にかけて低温傾向が続く可能性があります。

この先1か月の日照時間・降水量は、ほぼ平年並みの見込みです。6月上旬は晴れる日もありますが、6月中旬以降はくもりや雨の日が多くなるでしょう。6月5日から6日頃と6月12日から13日頃に雨が降りやすくなる見込みで、曇雨天が続くようなら、各地で梅雨入りとなる可能性があります。

【平年の梅雨入り】
近畿:6月6日頃
中国:6月6日頃
四国:6月5日頃
九州北部:6月4日頃
九州南部:5月30日頃

■奄美・沖縄
奄美・沖縄では、6月7日から11日頃にかけて、気温が平年より低くなるでしょう。その後も6月中頃にかけて低温傾向が続く可能性があります。梅雨前線の影響で5月は日照不足となりました。6月中頃にかけても、引き続き、くもりや雨の日が多い見込みです。

【平年の梅雨明け】
奄美:6月29日頃
沖縄:6月21日頃

■1か月予報（6月4日から7月3日までのまとめ）

＜気温の確率予想・低い・平年並み・高い＞
北日本:40％・40％・20％
東日本:40％・40％・20％
西日本:50％・30％・20％
奄美・沖縄:40％・40％・20％

＜降水量の確率予想・少ない・平年並み・多い＞
北日本（日本海側）:30％・40％・30％
北日本 (太平洋側）:30％・40％・30％
東日本（日本海側）:30％・40％・30％
東日本（太平洋側）:30％・40％・30％
西日本（日本海側）:30％・40％・30％
西日本（太平洋側）:30％・40％・30％
奄美・沖縄:30％・40％・30％

＜日照時間の確率予想・少ない・平年並み・多い＞
北日本（日本海側） :30％・40％・30％
北日本（太平洋側） :30％・40％・30％
東日本（日本海側） :30％・40％・30％
東日本（太平洋側） :30％・40％・30％
西日本（日本海側） :30％・40％・30％
西日本（太平洋側） :30％・40％・30％
奄美・沖縄:30％・40％・30％

（参考:気象庁・2週間気温予報・季節予報）