能登半島地震から19日目 復旧見通し立たない中、自力で再生する動きも【中継】
能登半島地震の発生から19日目。家屋の被害は深刻でライフラインの復旧も見通しが立たない中、自力で再生する動きも出ています。石川県珠洲市から中継です。
能登半島の先端にある珠洲市です。1日の地震で震度6強を観測し、今でも街の中ではいたるところで住宅の全壊や道路の陥没などがみられ復旧の見通しはたっていません。
珠洲市では地震の被害が大きすぎて、これまで明らかになっていなかった住宅の状況について、市内にある家屋のおよそ半数にあたる3000戸程度が全壊したとの見通しが18日、初めて示されました。災害関連死を含む珠洲市の死者は99人にのぼり、安否不明者4人も見つかっていません。
市内のほぼ全域で断水も続いていて、支援はまだまだ足りないのが現状です。
一方、こちらの入浴施設では19日から営業が再開されることになりました。
断水の影響を受けない地下水をくみ上げることで市民らに温かいお風呂を提供できるといいます。
海浜あみだ湯 新谷健太さん
「今この瞬間に地震が起きたらどうしようかなとか、営業中もどんなトラブルが起こるかわからないので油断できないですが、皆さんにあたたかいお湯を提供できるかなと」
珠洲市では自衛隊による入浴支援も行われていたのですが、より被害が大きかった避難している人を優先したいという地元の方の声も聞かれたそうです。
施設の再開はこのあと午後3時からですが、朝から複数の市民らが訪れ、自由に使える入浴施設を心待ちにしている様子でした。