「新型コロナウイルス」の感染拡大を防ぐため、政府は２５日、「感染拡大のスピードを抑制し、重症者や死亡者を減らすこと」を目標とした「基本方針」を決定する。

加藤厚労相「風邪等の症状がある方に対して家族内でどう対応すべきなのか、専門家の皆さん方の意見を集約して分かりやすい形で早急に公表させていただきたい」

加藤厚労相は２５日朝の閣議後の会見で、このように述べ、感染拡大の防止などのため、症状が軽い場合は自宅での療養を求めるか、など、具体的な対策について、政府の対策本部でまとめると説明した。

２４日に開かれた会議で専門家は「この１～２週間が、感染が急速な拡大に進むか、収束に向かうかの瀬戸際だ」という見方を示していて、政府の対策本部はこうした専門家の見解をもとに、２５日正午すぎからの会議で、「感染拡大のスピードを抑制し、重症者や死亡者を減らすこと」を目標とした、医療体制や国民がとるべき行動などを盛り込んだ基本方針を決定する。