コロナ5類に変更へ 厚労相「万全の準備を進めていく」
新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを5類に変更するにあたり、加藤厚生労働大臣は、「万全の準備を進めていく」と述べました。
加藤厚労相「今後は国民の皆さんの自主的な取り組みをベースにしたものに大きく変わることとなります。円滑に平時の日本を取り戻していけるよう、万全の準備を進めていきたいと考えています」
加藤厚労相は、医療費の公費負担や医療体制については、感染症部会で、「自己負担が高額になることを懸念する」という意見や、「他の疾病の費用負担との公平性も考慮すべき」との意見も出たとして、今後、関係者の声を聞きながら、3月上旬をめどに方針を示すとしました。
一方、マスクについては、「取り扱いを見直す時期をできるだけ早期に示したい」と述べ、感染状況や専門家の意見などを踏まえて、類型変更のタイミングとは別に時期を示すとした上で、卒業式シーズンに間に合うかは、「感染状況などもみながら判断したい」としました。
また、換気や手洗いについては、「引き続き、ご協力をお願いしたい」としたほか、「位置づけの変更後も、感染が大きく拡大すれば、一時的により強い対策をお願いすることもあり得る」と述べました。