木の根元になにやら白い動物が。近づいてみるとフワフワとした白い毛、一見すると犬のようだが、その正体は…。

この動画が撮影されたのは、厳島神社がある広島県宮島のホテルの駐車場。

ホテル菊乃家・取締役総支配人　松本浩志さん「本当にコロコロとかわいい犬かなと思ったんですけど、実は白いタヌキと聞きまして」

なんと、白いタヌキだという。ホテルができた７年前から出没し、地元では白タヌキと言われているという。

松本さん「２～３か月に一度くらいしか見ないんですけど、島の中に３～４匹いるといわれている」

多くの人に見に来てもらいたいところだが、去年から厳島神社の大鳥居が修理されているため、観光客がおよそ４割減ったという。

そこで始めたのが、白タヌキを見つけてもらおうというイベント。

松本さん「白という色が神聖なる色ということで、（白いタヌキを見ると）幸せが訪れるというような言い伝えが」

宮島では「見つけると幸せになれる」と言われている白タヌキ。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で観光客が去年のおよそ半分に。イベントを開始したものの、客の目撃情報はゼロのまま。

松本さん「３週間ほど前に一度（私は）ホテルの前をシュッと通ったのを見かけた」

地元では、盛り上がりのためにも白タヌキの出没を願っているという。