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ICU治療の患者5割に“持病”新型コロナ

2020年4月9日 16:17

新型コロナウイルスの感染者で、集中治療室(=ICU)で治療を受けた患者のおよそ5割に、糖尿病などの持病があったことが国立感染症研究所の調査で分かりました。

国立感染症研究所は、2月1日から先月23日までに報告された1歳~97歳の新型コロナウイルス感染者516人の症状や治療の状況について調査した結果を公表しました。

年代別で見ると、70代が124人と最も多く、続いて60代、50代、80代となっていて、全体のおよそ5割を60代以上が占めています。

一方、10歳未満は6人、10代は3人でした。

また、詳細が分かっている323人のうち、集中治療室で治療を受けた重症患者は35人いました。35人のうち、糖尿病などの持病がある人は17人で、持病なしが5人、情報なし・不明が13人です。

一方、516人のうち、3月23日までに死亡したのは10人で、半数の261人は退院したということです。