加藤厚生労働相は、新型コロナウイルスの治療薬として、抗ウイルス薬「レムデシビル」を今月中にも承認する準備に入ったことを明らかにしました。

２日、取材に応じた加藤厚労相は、エボラ出血熱の治療薬として開発された「レムデシビル」を、新型コロナウイルス感染症の治療薬として製薬会社のギリアド・サイエンシズ社が申請し次第、１週間程度で承認するために体制を整えるよう指示したと明らかにしました。１日にアメリカの食品医薬局が重症患者への緊急使用を承認したことを受けたもので、今月中にも承認される見通しです。

日本で、「レムデシビル」が新型コロナウイルスの治療薬として承認されれば、正式な承認としては世界で最も早いものとなり、日本国内で初めての新型コロナウイルス治療薬となります。