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国内初コロナ治療薬 レムデシビル特例承認

2020年5月8日 1:38

厚生労働省は7日、国内で初めての新型コロナウイルス感染症の治療薬として、抗ウイルス薬「レムデシビル」を特例承認しました。

加藤厚労相「レムデシビルについて、特例承認の決定をいたしました。1日も早く、国民の皆さんに、新型コロナウイルスの治療に資する薬が届けられるよう最善を尽くしていきたい」

加藤厚労相は7日夜、国内では初めての新型コロナウイルスの治療薬として、抗ウイルス薬「レムデシビル」を承認したことを発表しました。使用は、人工呼吸器などが必要な重症患者に限られます。

レムデシビルは、アメリカの製薬会社ギリアド・サイエンシズ社がエボラ出血熱の治療薬として開発したもので、アメリカが今月1日に重症患者への緊急使用を承認していました。これを受けて日本は、審査の手続きを大幅に短縮し、「特例承認」しました。

レムデシビルは、副作用として腎機能障害などの報告があるほか、供給量に限りがあり、どの程度、日本で確保ができるか、課題となっています。