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「レムデシビル」医療機関への供給始まる

2020年5月12日 12:07

国内で初めての新型コロナウイルス感染症の治療薬として特例承認された、抗ウイルス薬「レムデシビル」の医療機関への供給が始まりました。

これは加藤厚生労働相が12日朝の会見で明らかにしたもので、7日に特例承認された治療薬「レムデシビル」は、11日から配送が始まり、すでに一部の医療機関に到着したということです。

人工呼吸器などをつけている重症患者を対象としていますが、供給量について加藤厚生労働相は、企業側から「公表しないということを前提に供給を受けた」などと述べ、明らかにはしませんでした。

また、感染しているか15分程度で調べられる「抗原検査」のキットについては、13日に承認するということです。唾液を使ったPCR検査についても、国立感染症研究所が現在、精度を確認しており、従来の鼻の奥から粘液を採取するのに比べ、患者や医療従事者の負担が軽減されるため、厚労省は精度を確認でき次第、速やかに活用したい考えです。