文科省“入試で配慮を”休校で学習遅れ懸念
新型コロナウイルスによる休校で学習の遅れが懸念される中、文部科学省は、来年の高校入試について出題の範囲に配慮するよう、13日夕方、全国の教育委員会へ通知しました。
通知では、来年の高校入試について、出題の範囲を地域の教育課程の進み具合に応じて配慮することを求めています。
新型コロナウイルスによる臨時休校の期間は各地域で異なり、学習の進み具合に違いが出ることが予想されるため、学んでいない内容が出題され子どもたちが不利にならないようするということです。
例えば、出題の範囲から最終学年の3学期分をはずす、選択問題を複数出して子どもたちに自分が学んでいる範囲のものを選ばせるなど、具体的な工夫も示しています。
また、小学校や中学校の入試にも同様の配慮を依頼しているということです。