加藤厚生労働大臣は、仕事が原因で新型コロナウイルスに感染したとして、医療従事者ら２件について、初めて労災認定したことを明らかにしました。

加藤大臣は、１５日の閣議後の会見で、仕事が原因で新型コロナウイルスに感染したとして、１４日時点で労災申請が３９件あり、このうち２件を今週、初めて認定し、労災保険を支給したことを明らかにしました。２件のうち１件は医療従事者で、もう１件は理容室や美容室、旅行業といった生活関連サービス業の従事者だということです。

厚労省は、医療従事者については、業務外での感染が明らかなもの以外は原則、労災の対象とすることを、すでに全国の労働局に通知していて、加藤大臣は「医療従事者が感染した場合には速やかに労災請求して欲しい」と呼びかけました。