コロナ治療薬「レムデシビル」軽症患者へ使用適用拡大~厚生労働省
新型コロナウイルスの治療薬「レムデシビル」ついて、厚生労働省は新たに、軽症患者への使用について適用を拡大したと発表しました。
後藤厚労大臣は、これまで中等症・重症患者向けに使用されていた治療薬「レムデシビル」について、新たに、軽症患者への使用を始めると明らかにしました。
開発したギリアド・サイエンシズによると、海外での臨床試験で基礎疾患があり、重症化リスクがある入院していない軽症患者に3日間投与し、入院や死亡するリスクが87%減少したということです。
厚労省は、診療の手引に軽症患者向けの使用方法を加えたということで、重症化リスクのある軽症患者を対象にした新たな治療の選択肢になります。
一方、すでに軽症患者向けの飲み薬として使用されているアメリカのメルクが開発した「モルヌピラビル」について、厚労省は来月下旬に追加で20万人分を納品する予定でしたが、5万人分を前倒しで納入したということです。