東京「ステップ3」移行 開店に喜びの声も
東京都は11日夜、「東京アラート」を解除し、12日午前0時から、休業要請などの緩和を「ステップ3」にすすめました。小池都知事は改めて、感染拡大防止の協力を続けるよう都民に呼びかけました。
小池知事「これから新しい生活を築くのもお1人お1人だと思うんですね。第2波を起こさない、第2波に備えることをよろしくお願いしたい」
小池都知事は12日、このように述べ、新しい日常を作るためのガイドラインの遵守などを呼びかけました。
都内で11日、新たに確認された感染者は22人で、都が設定した感染者の状況を見る3つのモニタリング指標が基準を全て下回ったことなどから都は「東京アラート」を解除し、休業要請などの緩和についても、12日午前0時に「ステップ3」に移行しています。
こうした中、都内では12日朝もマスクをつけた多くの通勤客の姿がみられました。「ステップ3」に移行したことについては――
通勤客「(Q:ステップ3への移行について)段階的に解除、緩めていくのは良いことだと思う」「妥当なんじゃないか。みんな限界来ている」
一方、12日から営業が認められたゲームセンターには午前10時の開店直後から客が訪れ、久しぶりのゲームを楽しんでいました。
ゲーセンミカド・深町泰志運営本部長「ほんとに2か月間長かったので、お客様にまた来ていただいて、遊んでいただけるのはうれしいです」
客「うれしい感じです。自分でもこういうゲームやりたいなとずっと待ち焦がれていた」
また、カラオケ店も12日から営業が認められました。個室のソファなどを一つ一つ消毒し、感染防止対策を行いながら開店の準備を行っていました。
カラオケ店店長「またこれから頑張れる、仕事があるのはいいことだなと感謝」
このほか、ステップ3になった12日から遊園地やバー、パチンコ店なども営業が認められるほか、飲食店の営業時間も午前0時まで可能となります。
牛丼のすき家では、午後10時までに制限していた店内での飲食を12日から午前0時までに延ばします。吉野家や松屋も同様に準備ができた店舗から延長する方向だということです。