河野防衛相、秋田を訪れ陳謝 配備計画停止
地上配備型のミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の計画停止を表明した河野防衛相が秋田を訪れ、知事や住民の代表などに陳謝しました。
河野防衛相「今回このような判断をせざるを得なくなったことを、防衛大臣として深くおわび申し上げます」
19日の山口県に続いて秋田県を訪れた河野防衛相。安全に関わる技術的な問題があり、ミサイルの大幅な改修が必要になったため、配備計画の停止を判断したことを説明しました。面会には、佐竹知事や秋田市長のほか、地元住民の代表も出席しました。
佐竹知事「これまで2年間以上、様々な説明・折衝があったが、“大変ずさんな”という言葉で表すべき対応でございました」
新屋勝平地区振興会・佐々木政志会長「(停止を)配備の白紙撤回におきかえて、改めまして大臣の言葉をいただきたい」
秋田側からは、国家安全保障会議の場で計画中止という明確な結論を早く出し、改めて防衛省が地元住民に直接説明する場を設けるよう求める声が相次ぎました。