全面解除1か月 各地で人出戻る…東京駅は
緊急事態宣言が全面解除されて、25日で1か月となります。
日本テレビのインターネット特設サイト「データとグラフで見る新型コロナウイルス」では、地図上をクリックすると、6月24日までの各地の人出の推移を見ることができます。
◆札幌駅
まずは北海道・札幌駅。6月24日までのおよそ2か月間の人出の推移です。感染拡大前の人出を基準にして、縦軸は人出がどれだけ減っているのか、その減少率を示しています。グラフでは、下にいくほど人出が減っていることになります。
詳しく見てみると、周期的に特に減っているのは土日です。5月上旬までは60%前後の減少率が続いていましたが、緊急事態宣言が全面解除された5月25日、さらに道内での休業要請が全面解除された6月1日を境に、大幅に人出がグッと戻って、6月24日の減少率は8%。
最近では感染拡大前のレベルを超える日も出るまでに人出が戻っていることがわかります。
◆博多駅
続いて福岡・博多駅を見ると、こちらも5月中旬までは70前後の減少率でしたが、徐々に人出が増えていき、6月24日の減少率は11%。感染拡大前に近いレベルまで人出が戻ってきています。
◆東京駅
最後に東京駅を見ると、グラフがグッと全体的に下に下がって見えます。5月中旬ごろまでは政府が目標としていた80%前後の減少率を維持していました。
5月25日の緊急事態宣言解除を境に徐々に人出が戻っていますが、6月24日の減少率は43%。現在も人出が半分近くに減った状態が続いている状況です。
東京では感染者が今も出続けていて、警戒感が根強いこと、さらにテレワークを維持する企業などが多く残っているためとみられます。
引き続き、新しい生活様式を心がけましょう。そして、地震など災害への備えも今のうちに進めてください。