関電社長謝罪…金品受領発覚後初の株主総会
関西電力は25日、役員らが多額の金品を受け取っていた問題が発覚して以降、初めてとなる株主総会を開いています。
関西電力の株主総会は午前10時から始まり、冒頭、森本孝社長は、金品受領問題について株主に謝罪しました。
森本孝社長「株主の皆様には誠に申し訳なく、深くおわび申し上げます」
関西電力の株主総会には300人あまりが出席し、新型コロナウイルスの感染防止策として、座席の間隔をあけるなどの対策がとられています。関西電力の役員らが元助役から多額の金品を受け取っていた問題や、東日本大震災の影響を受けカットしていた役員の報酬をひそかに補てんしていた問題などが発覚して、初めての株主総会です。
筆頭株主である大阪市をはじめ、それぞれの株主からは経営の透明化を求める議案が提案されていて、今の経営陣に対しても厳しい意見が聞かれました。
筆頭株主・大阪市の代理人・河合弘之弁護士「原発マネーの不正還流事件を反省して、解体的出直しをする覚悟があるのかどうか。(筆頭株主の大阪市から)そこをよく確認してほしいと」
第三者委員会から「企業体質が内向きだ」と厳しく指摘された関西電力は、取締役の過半数を社外取締役とする経営の改革案などを提案しており、このあと承認される見通しです。