河川氾濫に警戒を『洪水警報の危険度分布』
気象庁は6日午後4時30分、福岡、佐賀、長崎に大雨特別警報を発表しました。「ピークがいつになるか終わりが見えていない状況」とし、最大級の警戒を呼びかけています。
心配なのが河川の氾濫です。気象庁がHPで公開している「洪水警報の危険度分布」を活用してください。水位などから川が今後氾濫する危険度を色分けして示しています。
【筑後川の上・中流域】
福岡県などを流れる筑後川の上・中流域が、7日午前4時20分現在、紫色で、氾濫危険情報が発表されています。自治体が避難情報を出す基準となる色で、現在も非常に危険な状況です。
下流域はまだ黄色ですが、これらの地域でも今後水位が上昇する可能性があります。今後の雨の降り方に注意が必要です。
【菊池川】
熊本県を流れる菊池川も、7日午前4時20分現在、紫色で、氾濫危険情報が発表されています。氾濫する恐れが高い状態が続いています。
【中国地方】
一方、強い雨雲が移動している中国地方・山口県を見ます。光市を流れる島田川が紫色より一つレベルが下の赤色になっています。氾濫警戒情報が出ている状況です。
◇
大雨のピークを越えても、川の水位は何時間も遅れて上昇する場合があります。これらの川には決して近寄らないでください。
「河川の危険度分布」は10分毎に最新情報に更新されます。気象庁のHPのトップ画面から「防災情報」→「大雨・洪水警報の危険度分布」と進むと確認できます。
■気象庁「洪水警報の危険度分布」
https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/flood.html