九州など…気象庁「少しの雨も災害おそれ」
気象庁は、すでに記録的な大雨となっている九州などを中心に、少しの雨でも災害が起きるおそれがあるとして、厳重な警戒を続けるよう呼びかけています。
気象庁によりますと、降り始めからの総雨量は、熊本県球磨郡の湯前横谷や大分県日田市などで、1200ミリを超えています。
気象庁は、「これまでの1週間ほどではないものの、来週にかけても大雨が降りやすい状況が続く」と説明した上で、これまでの大雨で各地で地盤が緩み、土砂災害が起きやすくなっているほか、川底に土砂がたまって氾濫しやすい状況にあり、今後、少しの雨でも災害が起きるおそれがあるとしています。
12日にかけては、九州だけでなく、青森や秋田などの東北地方でも局地的に非常に激しい雨が降る予想で、気象庁は、自治体が出す避難情報に十分注意するよう呼びかけています。