無症状でも…唾液使ったPCR検査など開始
新型コロナウイルスの感染を調べる唾液を使ったPCR検査と抗原検査について、加藤厚生労働大臣は、17日から症状が出ていない人に対しても実施することを発表しました。
新型コロナウイルスへの感染を調べる唾液を使ったPCR検査と、より短い時間で検査結果が得られる抗原検査は、先月から、症状がある人で発症から9日目以内の人を対象に行われてきました。
加藤大臣は17日朝の会見で、症状の出ていない人を対象に唾液を使ったPCR検査と「簡易キット」を使わない抗原検査を鼻の奥などのぬぐい液を使った検査と比較した結果、高い確率で同じ結果を得られたと発表しました。
空港の検疫で症状が出ていない人や濃厚接触者に対して、17日から実施されます。空港では、症状がない入国者の感染の確認が相次いでいて、厚労省は、現場の負担を軽減させたいとしています。