与論島でクラスターか 来島自粛を呼びかけ
鹿児島県最南端の離島で、人口は5000人余りの与論島では新型コロナウイルスの感染が相次いで確認されています。クラスターが発生した可能性があり、町長が島外からの来訪の自粛を強く呼びかけています。
人口およそ5200人の与論島。24日までの3日間で23人の感染者が確認されました。
与論町・山元宗町長「島外の観光客の方には来島自粛をお願いしている」
かき入れ時の来島自粛に、観光協会は経済への影響を懸念しています。
ヨロン島観光協会・里山剛史さん「(客に)宿泊施設の方から現状を伝えてキャンセルしてもらっている状況。夏休みに入ってから客が増える時期なので、観光客が減ってしまうのは影響が結構出てくる」
25日、鹿児島空港では島へ向かう人の姿はまばらでした。
与論島に帰省する人「ちょっと心配だけどしょうがない。なんとか早く落ち着いてほしいがどうなるのか…」
県はクラスターが発生した可能性が高いとみて、厚生労働省にクラスター対策班の派遣を要請しました。島の感染者は海上保安庁の航空機で県本土に搬送される予定です。