専門家「重症者も徐々に増加」特に沖縄懸念
新型コロナウイルスの感染対策について話し合う厚生労働省の「アドバイザリー・ボード」は、「重症者も徐々に増加しつつある」とし、十分な医療提供体制を早急に確保するよう求めました。
専門家は会議で直近の感染状況について、若者だけではなく、中高年への拡大もみられ、重症者も徐々に増加しつつあると分析しました。
特に沖縄県について、今月5日までの10万人あたりの累積感染者数は30.32人で、前の週の8.12人から急速に増加していると懸念を示しました。
こうした状況を踏まえ、十分な医療提供体制を早急に確保するよう求めました。
一方、会議では、医師が入院は必要ないと判断し高齢者などと同居していない感染者について、自宅療養も選択肢として検討したということです。軽症者の療養場所については、現在は原則、ホテルなどの施設としていますが、厚労省は、議論を踏まえて近く見解を示すとしています。