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台風5号に関する総合情報 (4:57)

2020年8月10日 4:57

 気象庁によると、台風第5号は、東シナ海を北上しています。九州北部地方では10日朝から夜のはじめ頃にかけて暴風や高波に警戒してください。また、西日本や北海道地方では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。

<気象庁の発表内容は以下のとおり>

[台風の現況と予想]
 台風第5号は、10日4時には東シナ海にあって、1時間におよそ40キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心の南東側520キロ以内と北西側220キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いています。
 今後、台風はやや発達しながら東シナ海を北上し、10日日中は対馬海峡から朝鮮半島付近を北に進み、次第に進路を東寄りに変えて、10日夜には日本海へ達する見込みです。その後、台風は北東へ進み、11日朝までには日本海で温帯低気圧に変わり、11日夜にかけて北海道付近を通過するでしょう。

[防災事項]
<暴風・高波>
 台風の北上に伴い、九州北部地方では風が強まり、10日朝から夜のはじめ頃にかけて、非常に強い風が吹いて、海上は大しけとなるでしょう。
 10日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  九州北部地方     23メートル(35メートル)
 10日に予想される波の高さは、
  九州北部地方      6メートル
の見込みです。
 九州北部地方では暴風や高波に警戒してください。

<大雨・雷・突風>
 台風の北上に伴い、西日本では11日にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。九州北部地方では10日朝から夜のはじめ頃にかけて、四国地方では11日明け方にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。また、北海道地方では、11日は台風から変わった温帯低気圧の接近・通過により、局地的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
 11日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  四国地方        250ミリ
  九州北部地方      120ミリ
 その後、12日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  北海道地方  100から150ミリ
の見込みです。
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

[補足事項等]
 今後、地元気象台が発表する警報や注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「令和2年 台風第5号に関する情報(総合情報)」は、10日11時頃に発表する予定です。