4月1日、新年度が始まります。事件・事故の発生を警察に通報する110番でも新たな手段が本格始動します。

去年10月から試行運用されていた「110番映像通報システム」。

110番通報をした人が、スマートフォンで撮影した事件や事故の現場の映像を警察に送ることができるシステムです。

警察としてリアルタイムで事故や事件の映像を受け取ることで、110番通報に的確に対応できるようにすることを目指しています。

警察庁によりますと、去年10月から今年2月までの試行期間で、警察は2293件の写真や動画映像を受理。

中には、行方不明になった男子小学生の顔写真を母親が送り、それをもとに保護した例や、駐車中の車からガソリンを盗む様子を通報者が撮影し、画像から警察が容疑者を検挙した例があったということです。