“航空事故認定” 全日空「調査に全面的に協力する」
25日朝、成田空港の貨物地区で全日空の貨物機がスリップし、荷物の搬入などを行う車両と接触しました。国土交通省は、大きな修理が必要な損傷が確認されたことから、航空事故と認定しました。
成田空港会社などによりますと、25日午前7時半すぎ、成田空港の貨物地区で全日空の貨物機がスリップし、近くに止まっていた荷物の搬入などを行う車両と接触したということです。
国土交通省によりますと、機体の先端についているドーム型のカバー「レドーム」と、機体の前輪を出し入れするドアの間に大きな損傷が確認されたということです。
損傷の程度が大修理が必要なものであったことから、航空事故と認定しました。
国の運輸安全委員会は4人の調査官を現場に派遣し、事故原因を調査する予定です。
また、今回の事故でけが人は確認されておらず、飛行機の運航にも影響は出ていないということです。
全日空は、「原因究明に全力をあげるとともに、関係当局の調査に全面的に協力する」とコメントしています。