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“猫の寝床“で人が寝ると?大学生が研究論文を発表

2022年3月9日 20:52
“猫の寝床“で人が寝ると?大学生が研究論文を発表

寝る時も固定の場所ではなく、自由気ままに場所を選ぶ猫と人が一緒に寝た場合、どんな影響が出るのか? 法政大学の大学生が24日間実験を行いました。

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法政大学の大学生が2月に“斬新な論文”を発表しました。

法政大学デザイン工学部システムデザイン学科4年生 中橋侑里さん
「猫が寝ている寝床で人が睡眠をとることで、人にどのような影響があるか」

寝る時も固定の場所ではなく、自由気ままに場所を選ぶ猫と人が一緒に寝た場合、どんな影響が出るのかを調べた論文です。

猫を飼っている中橋さんは、気づいたら猫と一緒に“寝落ち”していることがあり、この研究に乗り出しました。

法政大学デザイン工学部システムデザイン学科4年生 中橋侑里さん
「猫の感覚特性で選ばれた寝床っていうのが、人にとっても心地がよかったりするんじゃないかと」

実験が行われた24日間、自宅のベッドの下や階段など、猫が寝ている場所で中橋さんも毎晩、睡眠。心拍数などを測定する器械を腕につけて、睡眠の質などを検証しました。

そして、猫と一緒に寝た時とベッドで一人で寝た時を比べてみると、“ある違い”があったのです。

法政大学デザイン工学部システムデザイン学科4年生 中橋侑里さん
「寝るぎりぎりまで寝場所が決まらないので、予測不可能性があるようなわくわく感が生まれたりとか、猫が寝ている場所が案外、人にとっても気持ちよかったりとか」

一見、寝づらそうな階段も、心地よく眠れたと話します。ただし、心拍数などのデータには違いが出ませんでした。

今後、中橋さんは大学院に進学し、“楽しむ睡眠”について、研究をすすめていくということです。