補正予算案で闇バイト強盗対策 闇バイトを検索する人に集中的に呼びかけへ
警察庁は、闇バイトに関連するキーワードをSNSで検索した人の端末に、犯罪に加担しないよう呼びかける画像などを表示する仕組みを近く導入することにしていて、そのための費用など約6億5000万円を今年度の補正予算案に盛り込みました。
警察庁によりますと、相次ぐ強盗事件では、「ホワイト案件」などと書かれたSNS上の「闇バイト」募集で、実行役が集められるケースが相次いでいます。
こうした事態を受け、警察庁は来年1月から「ホワイト案件」「即日即金」など、関連するキーワードをSNSで検索した人に対し、その端末に個別に、犯罪に加担しないよう呼びかける画像などを表示する「ターゲッティング広告」の仕組みを導入することにしています。
また、特殊詐欺グループのアジトなどから押収された名簿に載っている人に、強盗に関する注意喚起を行うコールセンター事業も来年1月から始める予定で、29日、閣議決定された今年度の補正予算案には、これらの費用として約6億5000万円を盛り込んでいます。